八王子にも妖怪がいた!?
 
古来、日本人は山や川、風や火、あらゆる自然の中に“目に見えぬ存在”を感じてきました。それは恐れであり、敬いでもあり、人と自然とを結ぶ「見えざる絆」でもありました。やがてその姿は“妖怪”として語られ、民話や伝承の中で生き続けてきたのです。
八王子の地にもまた、古き日本人の想像力が息づいています。「八王子妖怪まつり」は、このまちに伝わる信仰と民俗のこころを、現代に楽しく蘇らせる祭典です。夜の神楽殿では語り部による怪談が響き、境内には不思議な面々が姿を現します。笑いと畏れが交わるひととき――それは、かつて人と自然が共にあった時代への追憶でもあります。
民俗学が教えるように、妖怪とは人の想像力が生んだ「文化の鏡」。八王子の風土に宿る“見えぬものの気配”を、ぜひその目と心で感じてください。

 
 
要綱

 
 

※「八王子妖怪まつり」は企画中です。
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